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9月

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備えて生まれる、おとなの余裕。防災用ローリングストックと長期保存術

 9月1日は、関東大震災にちなんだ防災の日。あわせて9月は防災月間です。日頃からしっかり備えておけば、大規模な自然災害だけでなく、落雷による停電や台風の際にも役立ちます。もちろん「風邪をひいて台所に立てない」「忙しくて買い物に行けなかった」なんて時にも。
 今月は、加工食品の長期保存や、内閣府も推奨する「ローリングストック」についてご案内します。これを機会にご家族と話し合ったり、まだの方は備えを始めてみませんか。

今月の覚え書き

内閣府も推奨する「ローリングストック」術を始めよう
ローリング・ストック(ランニング・ストック)とは、近年注目されている防災の知恵のことです。
非常食を買って袋にしまいこむのではなく、普段使いできる食品を多めに買って、日常的に消費しながら非常用の備蓄も兼ねます。
いつも目に触れるところに食品があるので、賞味期限や数量が管理しやすいメリットもあります。
ローリングストックにむいている食品は?⇒「人によります」
日頃から“消費しながら”備蓄するのがポイント。缶詰でもレトルトでもインスタントでも、自分や家族がよく食べる食品なら何でもいいのです(生鮮食品を除く)。逆に、ふだん食べない食品や、口に合わない食品はむいていません。
食べ慣れている食品が、イザというときに食べられるのも、意外と大事なことなんですよ。
長期保存する食品の選びかた
ストック量の増減が発生するローリングストック食品とは別に、やはり非常時専用に食品を長期保存しておきたいものです。
  • 油脂が酸化する可能性のある食品は、思っているよりも賞味期限の設定が短い場合があります。カップラーメン、油で揚げたお菓子(揚げせんべいやポテトチップ)などは、買うときにチェックを!
  • 高温で変質し、食べるには支障がなくても風味の落ちる食品もあります。たとえば少量で高カロリーが得られるチョコレート。夏の室内や車のトランクの中では、「ファットブルーム現象」と呼ばれる脂肪分の分離がおきて、食感がかなり損なわれることも。衣替えの季節を目安に、ストック食の見直しと入れ替えをしましょう。
  • 定番の缶詰やレトルト食品に加えて、賞味期限の長さを謳う「ロングライフ」商品も活用しましょう。牛乳やミネラルウォーターなどが販売されています。
  • 同じような食品なら、水分の少ないものを。インスタントみそ汁なら、みそ自体を使用した商品より、顆粒タイプにしましょう。缶詰でも、開けやすいプルトップ型と昔ながらの缶切りが必要なタイプでは密閉性が異なり、賞味期限が異なることも知っておくと便利。
  • 専用の防災食品は、それなりのお値段がしますね。スーパーでふつうに売っている「氷砂糖」や「ようかん」など糖度の高い食品も、手軽でおすすめです。お金をかけずに、オリジナルの非常食袋を作ってみましょう。

今月のレシピ帖

ローリングストックと併用する缶詰レシピ さんま缶の簡単炊き込みご飯

ローリングストックと併用する缶詰レシピ さんま缶の簡単炊き込みご飯

缶詰は防災用備蓄にはもちろん、普段の食事にもとても便利。簡単なレパートリーを増やして、ローリングストックを心がけましょう。蒲焼の缶詰は、手軽に炊き込みご飯の具と味付けになります。

  • 1人分のエネルギー(目安)
    406kcal
  • 調理時間(目安)
    10分
  • (炊飯時間除く)

材料2人分

さんま蒲焼缶
1缶(100g)
だいこん
50g
しょうが
1/2かけ
1合
A 酒
大さじ1/2
A しょうゆ
大さじ1/2

作り方

  • 米は炊く30分以上前にとぎ、ザルにあげて水気をきる。
  • さんま缶は身と缶汁に分けておく。だいこん、しょうがはせん切りにする。
  • 炊飯器に米を入れ、さんまの缶汁、Aを加え、水を目盛りよりも少なめに入れる。
  • (2)にさんま缶の身、だいこん、しょうがをのせて普通に炊く。

レシピのポイント

  • だいこんから水分が出るため、炊く際の水の量は少なめにします。
  • 味がしっかりしているので、冷めても美味しいです。秋の行楽弁当用に、おにぎりに加工してもオススメ。

ページ構成・編集 ミスビット

  • ※本コンテンツの内容は、健康をめざす食事スタイルやレシピに関する情報です。医療情報ではありませんのでご了承ください。
  • ※医師の指示のもと治療・栄養指導を受けている方は、必ずその指示・指導に従ってください。